コーヒーを飲みながら、どんな音楽を聴いていますか?

コーヒーの心地よい香りと優しいリズム



KOHIIと繋がるスペシャルティコー ヒーの発展を業界からカルチャーのスタンスまで参加されているさまざまなコミュニティメンバーを紹介するコラム。

普段アプリを使ってくださる皆さんも含めて、コミュニティの成長と融合は、コーヒーと暮らす明るい未来にも繋がるとKOHIIは信じています。今回はKOHIIクリエイターのコーヒーと音楽にまつわるエピソードを曲と一緒に紹介します。

Jongmin(ジョンミン)

韓国出身・別府市住
大学生・バリスタ・KOHII Creator

「エチオピアでの追憶」

コーヒー好きにとっては馴染み深い名前の国、エチオピア。しかし世間一般では、地球の反対側にあるこの異国はまだまだ未知に満ちています。

4年ほど前、私は一つ無謀な逃避をしました。日本にいると、この先の計画を問われてしまう。唯一選べた選択肢は、日本の外に出ること。必死に日本を出るための口実をつくり、海外に旅立ちました。
当時の私はエチオピアに漠然とした自然への憧れを持ち、神秘的で困惑的な異国の情景を描きました。同じ空の下にいるはずなのに、朝の光がいつもより心地よく照らされる。街中では聞き覚えのない言葉が話され、確かなことは人々の微笑んでいる姿でした。だからこの国の記憶は、オレンジ色の暖かみに包まれています。

(92) Yogee New Waves / Hello Ethiopia (PV) – YouTube


Yogee new wavesの曲、「Hello Ethiopia」。
別にニューヨークや東京などの有名都市を曲の題材にすることもできるはずなのに、なぜエチオピアなのか。

日々、忙しい中で生きている私たち現代人は、繰り返されるコンクリートの景色の中で、どうしようもない窮屈さを抱えて生きている気がします。しかし、心の奥底では緑がかかった涼しい景色を描き、願い続ければ、電車の外に見える景色は、壮大な自然に遷り変わるかもしれないという幻想を抱いたりもします。

少し心が疲れてしまった時。
日々の暮らしに憧れを失った時。

そういう時に華やかで、心地よいフルーティなエチオピアのコーヒーを片手に「Hello Ethiopia」を聞きます。
そうすると、暖かさに包まれたエチオピアの記憶が呼び起こされて
“西の楽園に一杯のコーヒーを求め、また旅立ちたい”という気持ちになります。

現実から逃げたい時もある

オレンジ色に染まる夕方、優しいリズムに身を任せ、エチオピアのフルーティな香りと共に、疲れた心を癒してみてください。時には名も知れぬ作家の紀行を読んで、あなただけの世界に旅立っても何も問題はないでしょう。

コーヒーと音楽、音楽とコーヒー。

私はコーヒーと音楽は切っても切り離せない関係性を持つと思います。

コーヒーと音楽は、時には日常へ戻る回帰線となります。時にはコーヒーと音楽を通して、時には創造力を刺激され、何らかの圧力から開放され自由になれます。だからこそ、コーヒーと音楽は、捉え方によってはただの嗜好品と娯楽ですが、私たちの暮らしの中で、なくてはならないものです。
ぜひKOHIIユーザーのみなさんも、クリエーターがフィーチャーする音楽を聴きながら、記事を読んで豊かなコーヒーライフをお過ごしください。

A cup of KOHII with Love

(執筆:Jongmin)

-Apple Music リンク
‎Paraiso by Yogee New Waves on Apple Music

-Spotify リンク
Hello Ethiopia · Yogee New Waves (spotify.com)

Total
0
Shares
コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Prev
東長崎のローカルシェルターMIA MIA【KOHII meets Barista】

東長崎のローカルシェルターMIA MIA【KOHII meets Barista】

コーヒーと真正面から向き合い、業界の前線を走るバリスタさんたち。その姿を KOHII の 若手クリエーターたちからコラム形式でお届けする企画です。 

Next
故郷の暖かいKOHIIを菓子と一緒に

故郷の暖かいKOHIIを菓子と一緒に

KOHII Walkers

You May Also Like
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。