KOHII PEOPLE #6 コーヒーインスタグラマー:@ think147

Coffee & Mugs(@think147)というアカウントにて、毎日1枚同じ画角でコーヒーの写真を投稿。さまざまな抽出方法により、そのときどきで選んだコーヒーカップに注がれるのは、コーヒー、そして、そのときのマインド。LEICA M8 + Elmar 50mm f2.8で切り撮られる写真は、どれも美しく情緒的。愛猫であるアメリカンショートヘアのマグの日常を切り撮るアカウント@mug0812も、見ていて癒される。

そんな@think147さんの生き方の一端、そして、側にある“コーヒー”の存在について聞いた。

「コーヒーとは自分時間を作るための儀式」

ーーどのようにコーヒーを楽しまれていますか。

コーヒーの楽しみ方。そうですね、仕事から帰ってきて、夜、仕事モードから自分時間に切り替えるために、一杯淹れるもの。

コロナ禍になってからはテレワークが増えたので、平日日中に淹れることも多くなりました。家には常に2〜3種類の異なる豆を用意しておき、その日の気分で豆を選ぶことから始めます。

抽出方法もしかり。ペーパードリップ、マキネッタ、それとも今日は、エアロプレス? と抽出方法を選びます。コーヒー器具は何を使おうかと悩む、それも含めて、楽しいひとき。

そして、マグカップが好き。淹れたコーヒーをどのカップに入れて飲むのか……。カップを選ぶのも、楽しみの一つです。

コーヒーは豆のまま購入して、淹れる直前に豆を挽く。豆を選ぶときは、豆の種類よりも焙煎度や鮮度、焙煎された日が直近かを重視しています。そして、挽くときも豆とじっくり向き合います。丁寧にハンドソートで選別され、欠点豆と言われる変な形の豆が混ざっていないか……なんてことを見つつ、リピートするかどうかの判断にしたり。そうやって、自分のお気に入りを探していきます。

抽出方法はペーパードリップが一番多いですね。以前は焙煎度ごとや豆ごとに挽き目を変えたり淹れる時間を調整したりしていましたが、今は挽き目は浅煎りも深煎りも粗挽き、お湯の温度だけ変えて、浅煎りは深煎りよりも湯温を高めにするようにしたり。

写真を撮ることも好きなので、コーヒーを入れた時は写真を写し、インスタグラムにあげます。

「モノに、物事に、正面から接していたい」

ーー@ think147さんのマイルールは?

常にモノを大切に扱うこと。モノの価値や価格によらず、長く大切に使いたい。どんなモノでも、手を掛けて、修理や補修しながら丁寧に接していると、自分に馴染んできて愛着が湧き、更に大切に扱うようになります。結果として、長く付き合うことができるようになる。自分で5年、10年と丁寧に使い込んだモノは独特の雰囲気があり、新品には出せない良さがあります。

いつも写真を撮っているデジタルカメラは2007年製ですが、5年ほど前に手に入れてから、今でも現役で使い続けています。今の高機能なデジタルカメラには無い、優しい雰囲気の写真が撮れる気がします。

ーーあなたにとって素敵な⼤⼈とは?

物事を真剣に取り組んでいる人でしょうか。仕事でも趣味でも何でもいいですが、真剣に一つのことを突き詰めようとしている人はカッコいいです。

大人になると、さまざまなことを自分自身で決断して実践できるようになります。そのうえで、何か一つでも自分でやると決めたことを一生懸命に取り込んでいる大人は、素敵で輝いてみえる。

例えば、おいしい一杯を作るために、真剣に焙煎機と向き合っている焙煎士さんはカッコいい。

ーー1 ⽇にあともう5分あったら?

読書をしたいです。電子書籍では無く、紙の本を読みたい。紙の本のいいところは、紙の香り、ページをめくること、栞を挟むことで、どのくらい読んだか視覚的にわかること。

昔から読書が好きですが、平日は仕事で疲弊して、読書を楽しむ余裕が無くなっています。若い頃は睡眠前にベットで横になって読書が出来ていたのですが、最近はベットに入ると直ぐに寝てしまい……(笑)

平日は読書を楽しむことができていない。だから、その5分で読書をしたいです。

@ think147

外資系IT企業にてプロジェクトマネージャーを担当。趣味は珈琲と写真。珈琲は自分で淹れること、写真は撮るのも観るのもどちらも好き。インスタグラムには毎日一枚、同じ画角で珈琲を写真をあげている。

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