KOHII PEOPLE #16 インスタグラマー:@kasumi

夫婦でコーヒーが好きという、インスタグラマーの@kasumiさん。家でゆっくりとコーヒーを楽しんだり、休日は夫婦でコーヒー屋さん巡りに出かけたり。写真も好きで、お家コーヒーの様子やカフェ巡りの写真などをインスタグラムに投稿。ゆくゆくはYouTubeなどでコーヒーのある暮らしを発信していきたいとか。

そんな@kasumiさんの生き方の一端、そして、側にある“コーヒー”の存在について聞いた。

目から味から。五感でコーヒーを楽しむ

ーーどのようにコーヒーを楽しまれていますか。

一口にコーヒーといっても、酸味の強いコーヒーから苦味の強いコーヒーなど、いろんな味のコーヒーがあります。大まかには浅煎り、中煎り、深煎りと分類されますが、同じ浅煎りでも飲んでみると全く違う味で。豆の煎り具合はもちろん、淹れ方や水、淹れる器具など、さまざまな違いで味が変わるおもしろい飲み物です。

もともと豆がつやつやの深煎りが好きなのですが、最近は浅煎りの良さにも気付いてしまって。深煎りの豆はお気に入りのお店があるのですが、浅煎りはノータッチだったので豆迷子で死活問題なんです!(笑)

コーヒーの楽しいところは自分好みの味を追及できるとこかなと思います。最近はいろんなお店がオンラインでも豆を販売してくれているので、調査の幅を広げやすい(笑)。好みの豆が見つかったら、今度は淹れ方の研究を。こうやってどんどんコーヒーの沼にハマっていくんでしょうね……

コーヒーシーンで大切にしているのは、「目に入る情報にもこだわる」こと。味が好みということは大前提として、目から入る情報も味覚に影響すると思うんです。

例えば、コーヒーを入れるマグカップ。適当なマグカップで飲むよりも、お気に入りのマグカップで飲むほうが、気分も上がります。コーヒーと合わせる食べ物にしても、買ってきたケーキをトレイのまま食べるのではなく、お皿に移して食べる。ひと手間かけることによって、満足度が何倍にもなるかなと思います。

私にとってのコーヒーとは、気分転換のツールであり、体調を知る手段であり、家族や友人との会話の糸口でもあります。家事が一通り終わったとき、仕事から帰ってきた後、休憩したいときに欠かせないものです。ただ、もともと胃腸は強いわけではないのでコーヒーを飲みたいと思えないときもあります。もちろんそのときは飲まないのですが、コーヒーを美味しく飲めることは私にとっての健康のバロメーター。また、家族や友人もコーヒーが好きなため、コーヒーの話で盛り上がることも多々あります。出張のお土産で豆を買ってきてくれる友人もいたり、逆に私もプレゼントしたり。コーヒーは、人との縁も繋いでくれます。

コーヒーがない生活が考えられない程、私にとってコーヒーはあって当たり前で、なくてはならないものです。

自分の声に正直にていねいに暮らす

ーー@ kasumiさんのマイルールは?

朝一番に必ずするのが、起きてすぐ白湯を飲むことです。白湯は鉄瓶で沸かしたものを飲みます。もともとは水をコップ一杯飲んでいたのですが、鉄瓶で沸かした白湯なら自律神経が整い、鉄分の補給にもなると聞いて。何より、鉄瓶で沸かした白湯がおいしくて。まろやかになってすごく飲みやすいんです。良いことづくめなので、これからも続けていきたい習慣です。

それと、これは最近気付いたことなのですが、出先から帰ってきたときにシンクに洗い物があるのがすごく嫌で。洗い物を終わらせてから出かけるというのは、いつの間にか自分の中でのルールになっています。

ーー素敵な⼤⼈とは?

自分の好きなことを分かっていて、それを全力で楽しんでいる人は素敵だなと思います。大人になれば好きなことに費やす金銭的な余裕はできても、時間的な余裕はなかったり。あるいは、好きだなと思うことにチャレンジする勇気がでなかったり。チャレンジすることは、年を重ねれば重ねるほど、難しくなっていく気がします。

SNSで発信することが当たり前になっている昨今は、昔では考えられないほど簡単にいろんな国の方や幅広い年代の方と繋がることができます。その中で、自分の好きなことを全力で楽しんでいる方たちを見ると明るい気持ちになれるし、自分も頑張ろうと思えます。楽しんでいる人というのは、人にプラスの影響を与えられる。そういう方はとても素敵だなと思います。

ーー1 ⽇にあともう5分あったら?

自分にとって「心地よい」と思えることをしたいです。ヨガだったり、読書だったり。どちらも私にとって、自分自身を整えるツールです。ヨガだったら身体が、読書だったら心が整います。整えるためにすることはダラダラしても意味がないと思っているので、短時間で済ませます。

ただ、「しないといけない」という義務にはしたくないなと。義務になると、自分が好きなことでも嫌と感じてしまうときもある。それはとてももったいないことだし、自分にとって何のプラスにもならない。なので、ヨガをするときもあれば読書するときも、いろいろです。

あとはやっぱり、コーヒーを淹れてゆっくりしたい。これは5分の余裕がなくてもどうにかしてしていることなんですけど(笑)。それぐらい、コーヒーは私にとって欠かせないものなんだなと思います。

@ kasumi

趣味であるコーヒーを、趣味である写真におさめ、インスタグラムに投稿。自宅でゆっくり淹れて楽しんだり、コーヒー屋めぐりをしたり。ゆくゆくはYouTubeなどでコーヒーのある暮らしを発信していこうと思惑中。

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