KOHII PEOPLE #2 デザイナー:横山詩歩

エディトリアル・デジタル・ブランディングなどのサービスデザインに、デザイナーやプロジェクトマネージャーとして関わる横山詩歩さん。鎌倉をベースに、様々な場所を行き来しながら複数の仕事に携わる。

そんな横山さんが、慌ただしい毎日を濃密に過ごすために欠かせないのがコーヒー。すっかりライフスタイルに定着しているというコーヒーの存在について伺った。

「コーヒーは “やるぞ”というアクティブな気持ちにしてくれる」

ーーどのようにコーヒーを楽しまれていますか。

私にとってコーヒーは、スイッチを入れてくれるもの。毎日、朝の活動開始と、午後の仕事開始のタイミングで飲んでいます。コーヒーを飲むことで、「やるぞ」とアクティブな気分への切り替えができるので欠かせません。

嗜好品って、なくても生きていけるものですよね。でも、生活の中にある方が毎日が豊かになるんです。味をおいしいと感じるのはもちろん、過ごす時間そのものが豊かになったり、知識やこだわりを深めるプロセスを楽しんだり−−。

平日はだいたい7:00くらいに起床し、7:30くらいからコーヒーを淹れています。そして、平日朝7:45に開催されているオンラインコミュニティNesto(ネスト)の「写真日記のリズム」という心や体を整えるための習慣に参加しています。このリズム(習慣)はスマホのカメラロールを見返して、写真に言葉を添え、日記的なライフログを書いてインスタグラムなどにアップする活動です。私にとっては、この時間が朝のリラックスモードからアクティブな気分に切り替わる大事なシーン。この時間のお供にゆっくり淹れたコーヒーがあることで、豊かな時間が過ごせています。

「細かいスケジューリングで時間を大切に」

ーー横山さんのマイルールは?

毎朝、その日にやりたいことを書き出して、1日の時間割をつくっています。「10:00から30分間片付けをする」「11:00から12:00まではこの作業」など、結構細かく書くのがマイルール。

……と言うと、きつい縛りのように聞こえますが、厳守しているわけではないんですよ。やりたいことはたくさんあるのですが、意識しないと1日ってあっという間に過ぎてしまいますよね……。なので、朝に1日の過ごし方に思いを馳せることで、時間を大切に使えるように意識していて。スケジュールはあくまでも目安で、状況や気分に合わせながら柔軟に過ごしています。

ーー1 ⽇にあともう5分あったら?

ぼーっとしますね。意外と、ぼーっとするのって難しくないですか?すぐスマホを触ってしまったり、SNSを見てしまったり……。すぐに注意散漫になってしまいます。

『何もしない』という本の中で著者のジェニー・オデルさんは、「何もしない」ということはリフレッシュをして仕事の効率をあげたり、贅沢な時間の浪費をしたりするということではなく、意味のある思考のために不可欠なものとして紹介しています。いろいろな物事に流されがちな毎日ですが、自分や環境の声を聞くために立ち止まる「能動的なぼーっとする時間」が1日に5分だけでも持てるといいなと思います。

横山詩歩

思春期をアムステルダムとロンドンで過ごす。紙媒体やデジタル、体験などさまざまな領域のデザイナーを経験したのち、新規事業や新規サービス開発のデザイナーに。2021年には大企業の新規事業・サービス開発に特化したデザインコンサルティングスタジオ株式会社NEWhの立ち上げに参画。個人活動として、長野県小布施町など地方や海外の仕事にも精力的に携わる。2020年8月より株式会社NESTOに参画。

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