I can’t imagine a day without coffee.として、日々のコーヒーの風景をインスタグラムに綴る、長野県在住のインスタグラマー@iku_coffee_さん。元カフェ店員で、コーヒーと山と写真が好き。
そんな彼女の生き方の一端、そして、側にある“コーヒー”の存在について聞いた。
「コーヒーにまつわるすべてのシーンが愛おしい」
ーーどのようにコーヒーを楽しまれていますか。
両親が小さな喫茶店を経営しているので、コーヒーは子どもの頃から身近にありました。嫌いではないけど苦い飲み物だなあ、と思っていたので、紅茶ばかり飲んでいました。コーヒーに目覚めたのは、まだ2~3年のことです。

こんなにも好きになったのはとても意外なのですが、今は空気のような存在で、なくてはならないものです。コーヒーの器具、抽出の過程、コーヒーの香りが漂う空間……。私にとっては全てのシーンが愛おしいです。

コーヒーについての興味は深まるばかりですが、専門的な知識がそれほどなくても、とにかくおいしい、楽しいと思えたら最高に素敵なコーヒーライフといえるのではないでしょうか。
毎日、まず自分がどんなコーヒーを飲みたいのかを探ります。浅煎り~深煎りまでどれでも好きですが、体調や気分、お菓子があるならペアリングを重視します。

抽出に関してはいろいろと方法がありますが、私は珈琲豆を買ったお店のおすすめの淹れ方でまずやってみます。あとは自分に合うように微調整をしたりして、自分にとっての正解を探していく過程もおもしろいですね。コーヒーの世界に浸かれば浸かるほど、奥が深いなあと、日々感じています。

「いくつになっても、好奇心の赴くままに」
ーー@iku_coffee_さんのマイルールは?
マイルールとして決めているわけではありませんが、気が付くと続いているのは、白湯を飲むことです。アーユルヴェーダに詳しい知人に教えてもらったやり方で、10~15分鉄瓶で沸かせて作ります。初めのうちは健康のためと思っていましたが、おいしいと思うようになってからは毎日欠かさず飲んでいます。以前よりも心なしか体が冷えにくく、循環がよくなったと思います。

ほか心がけている事は、物ぐさな性格ですが、後回しにしてしまいがちなことをできるだけ早く終えられるようにして、悶々とする時間を減らすようにしています。体も頭の中もシンプルに整えると、ありふれた日常の中に心地よいと感じる時間が増えるような気がします。
ーー素敵な⼤⼈とは?
子どものように好奇心旺盛で自分の好きなものをよく知っている方は素敵だな、と思います。周りの声は関係なく、自分の内側から純粋に好きだと感じるものに敏感でフットワークの軽い方は目がキラキラと輝いていて、いい雰囲気が伝わってきます。年齢をいくつ重ねても失敗を失敗とせず、好奇心の赴くままに没頭して楽しんでいる方は魅力的で、とても憧れます。
ーー1 ⽇にあともう5分あったら?
何もしない。をします(笑)。一日のどこかでボーっとしている自分がいるのですが、追加できるなら、増やしたい時間です。あれもこれもしなきゃ(したい)で欲張って時間を埋めたくなってしまいますが、あえて何もしない余白の時間もいいと思います。何もしない、というか自由時間ですね。ボーっとするでも、その時の気分で本を開いたりキャンドルを灯したり、やりたくなったらやる。

物理的な時間から離れて、自分の感覚的な時間を持つというか……。ひと呼吸して立ち止まる時間を作ることで、閃いたり自分自身や物事を客観視する余裕が生まれるので、大事な時間ではないかと思います。
@iku_coffee_

I can’t imagine a day without coffee.として、日々のコーヒーの風景をインスタグラムに綴る。京都→大阪→長野。長野県在住。元カフェ店員で、コーヒーと山と写真が好き。