「キャンプのときは、常に一緒」インスタグラマー:suzuken【私のグッドロケーション for COFFEE】#2

豆にこだわる人がいれば、焙煎にこだわる人もいる。そして中には、「飲む場所」にこだわる人がいる。本連載では、お店や自宅とは違う、自分だけの⻘空カフェについて「外で飲む派」のみなさんにインタビュー。コーヒーを飲みたいのは、あんな場所やこんな場所、まさかまさかの場所まで。

今回は、インスタグラマー・suzukenさんにとっての、コーヒーを楽しむ「グッドロケーション」について聞いた。

あなたは、どこでコーヒーを飲んでみたいですか。想像しながらお読みください、爽やかなコーヒーでも飲みながら。

「静かな早朝の空気の中コーヒーを飲むと、自然と一体化するようです」

ーー理想なコーヒーシーンは?

キャンプでのコーヒー。ソロでキャンプするときも、家族やキャンプ仲間と行くときも。清々しい空気の中で飲むコーヒーは、香りがよりダイレクトに感じます。ロケーションも、最高です。いまでは、「僕のコーヒーが飲みたい」と、一緒にキャンプをする仲間も増えてきました。

テントの設営を終えたあと、夕暮れを見ながら、焚き火を眺めながら。キャンプでは常に、コーヒーを飲んでいます。その中でも一番好きなのは、静かな早朝に淹れて飲むコーヒー。木々が風でなびく音、水の流れる音、鳥のさえずり、肌に伝わる空気を感じながらコーヒーを飲んでいると、何だか自然と一体化しているようで、とても心地いいのです。

ひとりで飲むときは、浅煎りの豆を選ぶことが多いです。エチオピアやケニア、ルワンダなど華やかなフレーバーのアフリカ系が好み。気温に合わせて、コーヒー豆を選んだりもします。外で飲むと味覚が繊細になり、特に寒い時期は浅煎りのフレーバーを感じづらくなります。なので秋冬のキャンプは、深煎りの豆を多く持っていったり。夏はキャンプ場へ向かう途中で湧水を汲んで、水出しコーヒーを作ります。そのときも仲間に飲み比べしてもらえるように、浅煎りと深煎り、両方の水出しコーヒーを用意していきます。

「これからどんな人とコーヒーを飲むかな、と考えるのが楽しい」

ーーそのとき持っていきたいものは?

カップには、こだわりたい。金属臭を感じないような、セラミックか陶器やガラスのカップを持っていきます。まあキャンプ道具の中でも、コーヒー関連の荷物は多いと思います(笑)。そのほかは、何もいらない。キャンプシーンでコーヒーを飲むときは、景観、焚火、会話があれば十分。素敵な景観の中で飲むと、普段のコーヒーも特別なものに変わります。

ーーそのときどんなことを考えて飲むんだろう?

次はどんな場所、どんなキャンプ場で、どんな人たちとコーヒーを飲んでいるのかな~と想像したり。一緒に行く人も変わると、用意するキャンプギアも、コーヒーの種類も変わるので。どうしようかな?って考えるのも、楽しい。

ーーあなたにとってコーヒーとは

常に一緒にいるもの。いつでも、コーヒーを持っているので(笑)。コーヒーを通じて知り合う人が増えたり、いつの間にか僕の周りは「コーヒーといえばsuzukenさん」と認識してくれるようになったりして、うれしいですね。これからもコーヒーと人との繋がりを求めて活動をしていこうと思っています。

suzuken

4年前に東京でスペシャルティコーヒーに出合い、そこからコーヒーにハマる。3年前に焙煎機を作り、自ら焙煎するように。インスタグラムで「#北海道のキャンプで美味しいコーヒーを」というハッシュタグにて、キャンプやコーヒーの投稿をする。間借りカフェやイベント出店、STORESでのEC販売など、コーヒーにまつわる活動も展開中。

Total
0
Shares
Prev
KOHII PEOPLE #10 フォトグラファー:山田大輔

KOHII PEOPLE #10 フォトグラファー:山田大輔

フォトグラファーとして、日本全国を駆け回る山田大輔さん。ときには景色を、ときにはヒトを、ときにはモノを。日々いろいろなシーンを切り撮っている。一方で、サーフィン

Next
KOHII PEOPLE #11 libyscoffeeオーナー:江田百輝

KOHII PEOPLE #11 libyscoffeeオーナー:江田百輝

調理の専門学校であるレコールバンタン高等部のバリスタ科に通う現役高校生である、江田さん。高校2年生の9月に人生を変えてくれるようなおいしいコーヒーと出合い、コー

You May Also Like
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。