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  • 故郷の暖かいKOHIIを菓子と一緒に

    故郷の暖かいKOHIIを菓子と一緒に

    KOHII Walkers

    ちょっとコーヒー巡りをしませんか?行き交う人々、流れていく時間を見て感じながら、飲むコーヒーが絶妙に美味しいと思う僕たちは、いつもコーヒーで繋がる街を歩くKOHII Walkersです。気の向くまま、コーヒーのアロマに溢れる街、それぞれコーヒーを楽しむ人々との出会いを独自の目線で写真ストーリーに記録し、ここでシェアします。

    こうして同じ写真でコーヒー、ヒト、マチの関連性を描く人と繋がりたい、日本各地のKOHII仲間と一緒にコーヒーの魅力を広げていきたいです。

    Shimakou, KOHII Walker@Tokyo

    Vol.3  田舎で楽しむKOHIIライフ

    @TAY COFFEE STAND

    第3弾は僕の地元高知県のコーヒースタンドをご紹介。

    都会では感じることができない、田舎の魅力や、僕がよく行くオススメのコーヒースタンドをご紹介します!

    まずは、僕自身地元で1番お世話になっている、高知県を代表するコーヒースタンドをご紹介。

    オーナーは高校時代の先輩で、僕が大学時代に個展をさせていただいたこともあり、親睦の深いお店の1店。

    今回、新たなお店がオープンされるということで、撮影のお仕事で地元に帰省をしました。

    撮影の前に1年以上、お会いできていなかったので、コーヒーを飲みにTAY COFFEE STANDへ。

    オーストラリア滞在時に行ったコーヒースタンドで、警察官と、一般の人がコーヒーを片手に談笑している姿を見た時、普段は全く関わることのない人達がコーヒーを介して繋がりあっていく場所を地元でも作りたいと思い、バリスタとしてのキャリアをスタートし、お店をオープンしました。

    6畳という小さな空間に、様々な年齢の方々がコーヒーブレイクを楽しんでいます。ゆっくりとした時間をコーヒーとともに過ごしたい方は必見です!

    そして、今月23日に第2店舗目となる【を菓子と】をオープン。

    真っ白な空間の中で、お客様一人一人が自分自身と向き合えるよう、渾身の「を菓子とコーヒー」を提供いたします。

    なぜ「お菓子」ではなく「を菓子」なのか。是非お店に足を運び、至福のひと時を過ごしながら聞いてみてください!

    @Coils

    2店舗目は、TAY COFFEE STANDから西に徒歩10分の場所にあるおすすめのコーヒースタンド、Coils【コイルス】さん。

    知る人ぞ知る高知のコーヒーの名店。場所は高知県庁の西側、裁判所の道を挟んだ向かい側にあります。

    高知では珍しいエアロプレス抽出のコーヒーがいただけるコーヒースタンドで、今回はあえて、フィルターのホットコーヒーを注文。

    不思議だったのが、舌に触れた時の味の変化でした。最初は酸味から入り、後に口の中でしっかりとした深煎りの渋みに変化する味わったことのない逸品に心を完全に打たれました。

    そして、店内は薄暗く、自然光の美しさとBGMが奏でるその空間の中で外の景色を漠然と眺め、コーヒーを飲んでいました。

    上京をし、大都会の良し悪しを肌で感じ、田舎の良さを再認識できた今回、ゆっくりとした時間を過ごしながら飲むコーヒーの新たな側面を感じとることができました。

    このような時代でもなお、暖かく出迎えてくれる故郷の存在の大きさに心を打たれました。

    都会でも、田舎でもコーヒーは、人と人の心を繋ぐものであると感じた3泊4日でした。

    第4弾もお楽しみに!☕️

    A cup of KOHII with Love

    (執筆・編集:Shimakou)

    <About Shimakou>

    KOHIIでフォトグラファーをしているShimakouが現在、東京のカフェ・コーヒースタンドの情報はもちろん、独自の目線で東京の1面を切りとった写真をInstagramで配信しています。KOHII Walkersでは東京を中心に様々なアーティストを交え、コーヒーと街のストーリーを写真の魅力とともにお届けします。

    <今日のKOHIIコース>

    @TAY COFFEE STAND

    【住所】高知県高知市帯屋町2丁目1−16

    【Instagram】https://www.instagram.com/taycoffeestand 

    @Coils

    【住所】高知県高知市本町5丁目2ー19

    【Instagram】https://www.instagram.com/coils_gram/?hl=ja

  • コーヒーを飲みながら、どんな音楽を聴いていますか?

    コーヒーを飲みながら、どんな音楽を聴いていますか?



    KOHIIと繋がるスペシャルティコー ヒーの発展を業界からカルチャーのスタンスまで参加されているさまざまなコミュニティメンバーを紹介するコラム。

    普段アプリを使ってくださる皆さんも含めて、コミュニティの成長と融合は、コーヒーと暮らす明るい未来にも繋がるとKOHIIは信じています。今回はKOHIIクリエイターのコーヒーと音楽にまつわるエピソードを曲と一緒に紹介します。

    Jongmin(ジョンミン)

    韓国出身・別府市住
    大学生・バリスタ・KOHII Creator

    「エチオピアでの追憶」

    コーヒー好きにとっては馴染み深い名前の国、エチオピア。しかし世間一般では、地球の反対側にあるこの異国はまだまだ未知に満ちています。

    4年ほど前、私は一つ無謀な逃避をしました。日本にいると、この先の計画を問われてしまう。唯一選べた選択肢は、日本の外に出ること。必死に日本を出るための口実をつくり、海外に旅立ちました。
    当時の私はエチオピアに漠然とした自然への憧れを持ち、神秘的で困惑的な異国の情景を描きました。同じ空の下にいるはずなのに、朝の光がいつもより心地よく照らされる。街中では聞き覚えのない言葉が話され、確かなことは人々の微笑んでいる姿でした。だからこの国の記憶は、オレンジ色の暖かみに包まれています。

    (92) Yogee New Waves / Hello Ethiopia (PV) – YouTube


    Yogee new wavesの曲、「Hello Ethiopia」。
    別にニューヨークや東京などの有名都市を曲の題材にすることもできるはずなのに、なぜエチオピアなのか。

    日々、忙しい中で生きている私たち現代人は、繰り返されるコンクリートの景色の中で、どうしようもない窮屈さを抱えて生きている気がします。しかし、心の奥底では緑がかかった涼しい景色を描き、願い続ければ、電車の外に見える景色は、壮大な自然に遷り変わるかもしれないという幻想を抱いたりもします。

    少し心が疲れてしまった時。
    日々の暮らしに憧れを失った時。

    そういう時に華やかで、心地よいフルーティなエチオピアのコーヒーを片手に「Hello Ethiopia」を聞きます。
    そうすると、暖かさに包まれたエチオピアの記憶が呼び起こされて
    “西の楽園に一杯のコーヒーを求め、また旅立ちたい”という気持ちになります。

    現実から逃げたい時もある

    オレンジ色に染まる夕方、優しいリズムに身を任せ、エチオピアのフルーティな香りと共に、疲れた心を癒してみてください。時には名も知れぬ作家の紀行を読んで、あなただけの世界に旅立っても何も問題はないでしょう。

    コーヒーと音楽、音楽とコーヒー。

    私はコーヒーと音楽は切っても切り離せない関係性を持つと思います。

    コーヒーと音楽は、時には日常へ戻る回帰線となります。時にはコーヒーと音楽を通して、時には創造力を刺激され、何らかの圧力から開放され自由になれます。だからこそ、コーヒーと音楽は、捉え方によってはただの嗜好品と娯楽ですが、私たちの暮らしの中で、なくてはならないものです。
    ぜひKOHIIユーザーのみなさんも、クリエーターがフィーチャーする音楽を聴きながら、記事を読んで豊かなコーヒーライフをお過ごしください。

    A cup of KOHII with Love

    (執筆:Jongmin)

    -Apple Music リンク
    ‎Paraiso by Yogee New Waves on Apple Music

    -Spotify リンク
    Hello Ethiopia · Yogee New Waves (spotify.com)

  • 東長崎のローカルシェルターMIA MIA

    東長崎のローカルシェルターMIA MIA

    コーヒーと真正面から向き合い、業界の前線を走るバリスタさんたち。その姿を KOHII の 若手クリエーターたちからコラム形式でお届けする企画です。 

    日本でスペシャルティコーヒーの人気店を立ち上げてきた黄金世代から最近お店に立ち 始めた新世代まで、コーヒーを通してバリスタさんとのカジュアルな会話を楽しんだり、ゲストの方のキャリアストーリーを見つめたり、今後の展望について伺っていきます。 

    コーヒーLOVER ならではのお話やバリスタという職業の魅力など、直接会いに行けなくて も、ワクワクできるような出会いをこの企画でお楽しみいただけると嬉しいです。 

    武田愛美:バリスタ 

    By KOHII Creator@Saori 

    池袋から西武池袋線で 5 分、東長崎の駅から歩いてすぐの立地にある MIA MIA。 今回は、そこでバリスタをされているエミさんを訪ねました。

    どこか懐かしく、心地のいい空気が流れている東長崎に、社会の多様性を無視しない地域のシェルターのようなホスピタリティ溢れる空間を作りたい、と理恵さん&ヴォーンさん ご夫婦で始めたMIA MIA。

    そんなに!?と思わずツッコミたくなるほど、MIA MIAの前を通りがかる人に次々と声をかけるエミさん。みんな、常連さんなのだそう。「看板娘」と言ったら古風かもしれませんが、明るくてオープンマインドなエミさんの顔を見るために、コーヒーを飲みに来ているお客さんは少なくないと思います。 

    K:コーヒーを淹れるときに技術的に大切にしていることはありますか? 

    E:取引しているロースターさんから教えていただいている淹れ方、最低限のルールは守る。でも型にハメすぎず、私の理想の味わいが出るようにテイスティングし、チェックしながら淹れています。

    K:最近オススメの豆や淹れ方や器具はありますか? 

    E:京都にあるCOYOTE さんのコーヒー豆が好きです。COYOTEさんの豆にはカードが付いていて、そこにストーリーが載っているんです。豆の特徴だけじゃなくて、生産者のラウルさんの性格とか、ラウルさんと農園を歩いたときの会話とか、なんだかとってもリアルなんです。 これまで、コーヒーは海外で生産されて色んな工程があって自分の手元に来ているというのを知識として頭では分かっていたんですけど、見えないから実感が湧かなかった部分もあって。それを、このカードを読んで身近に感じられて感動したんです。コーヒーを淹れるときも、飲むときも、ラウルさんのことを思い出すみたいな笑。

    あと、器具は MIA MIAでも使っているカリタウェーブがすごく使いやすくて良いです。浸 漬式でゆっくりじっくり淹れられるので、コクや味わいがしっかり出ます。お湯を偏って入れしまっても、底面が平らになっているので均等に抽出されやすく、扱いやすいので、コーヒードリップ初心者のお客さんにもオススメしやすいです。

    “一辺倒な接客はしない” 

    同じ接客をしたくないので、お客さんを観察して、その方に合わせてメニューとコーヒーの説明の仕方やコーヒーの説明の仕方を変えています。例えば、東長崎ってすごくローカルな場所なので、地元の方はラフな格好してフラッとお店に来てくれるんですけど、遠方から来てくれた方はオシャレで、わざわざここを目的地として来てくださったんだなというのが分かるんです。そういう方には、どこから来てくださったんですか?と話しかけるようにしています。 もともと人と話すのがすごく好きなので、毎日すごく楽しいです。

    オーナーであるヴォーンさん自身がお客さんとのコミュニケーションを1番大切にしてい て、体現しているので、上には上がいる…と思いながら働いています。笑

    元々カフェに興味があって、地元宮城から上京して色んなカフェを掛け持ちしながら働い ていました。その内の1つにスターバックスがありました。スターバックスでは、お店に立つ前にコーヒーを飲んで勉強する文化があります。2月の期間限定でグアテマラ カシシエロが出た時のフレーバーコメントが、「ココアのような、チョコのような味わい」だったんです。飲んでみたら、本当にココアみたいな味わいというか、舌触りで。その時にスイッチが入って、もっと知りたい、勉強したい!と思ったんです。それまではそういう気持ちにならなかったのに。 

    そこから、ハンドドリップ講習や勉強会に行くようになり、もっと深いところまで勉強しようと、スタバを卒業しました。 

    その後はコーヒーを勉強しながら色んなカフェで働きました。ラテアートもできるように なってコーヒーも美味しく淹れられるようになった頃、実は、もういいのかも…とコーヒー をやめようかなと思った時期もありました。OL に憧れて転職を考えたり。 そんなとき、表参道の丸山珈琲表参道Single Origin Storeで飲んだカプチーノが、脳天に衝撃が落ちるほど美味しかったんです。2口目3口目もずっとおいしくて感動しっぱなしだったのですが、使っているマシーンは私がカフェで使っているものと一緒でした。もちろん豆の違いはあるのですが、作る人によってここまで美味しさが変わるのか…私もそうなりたい!と気持ちが切り替わりました。

    渋谷にあるWHITE GLASS COFFEEがオープニングスタッフを募集していて、元々お客さんとして通っていて憧れていたOBSCURA COFFEEさんが監修ということでコーヒーの勉強ができると思い、飛び込んでみました。

    ホワイトグラスにいたとき、ヴォーンさんが取材にきてくれてたことがありました。その時に、「いろんな人に取材してきたけど、こんなに感動したの久々だよ」と言ってくださって。 すごく嬉しかったのを覚えています。 

    ずっとホワイトグラスで働く気だったのですが、運命のきっかけ?があり、今 MIA MIA で働いています。 元々横浜に住んでいて、渋谷のホワイドグラスまでの通勤がちょっと遠かったので、本当にたまたま東長崎の隣町に引っ越したんです。そしたら近くに MIA MIA というカフェがあると知って、行ってみたらヴォーンさんがオーナーでした。取材以来、久々に再会したんです。そこから MIA MIA に通うようになり、ここで働かない?と誘ってもらって、働くことになりました。

    “味の決め手はコミュニケーション” 

    バリスタは、コーヒーの味と、コミュニケーションで感動を届けられる仕事だと思います。 コーヒーはもちろんですが、バリスタとのコミュニケーションで元気を与えられたり、ハッピーになっていただけることもあると思います。どんなに美味しいコーヒーでも、渡し方が雑だったり、仕草でちょっと嫌だなって思われたら、そのコーヒーは美味しくなくなると思うんです。 

    “バリスタという仕事の醍醐味” 

    K:昔のエミさんのような、コーヒー業界を目指している若い方にアドバイスはあります か? 

    E:お客さんといっぱい喋ってほしいです!コーヒーは人と人を繋ぐっていうのは、本当だと思います。MIA MIAでお客さんと趣味やお仕事の話をしていると、お客さん同士が仲良くなる瞬間がたくさんあって、毎回感動をいただいています。その出会いはもしかしたら人生の大事な出会いになるかもしれないですし。そのきっかけを作れているのだと思うと、それは、バリスタという仕事の醍醐味でもあると思います。

    K:今憧れているバリスタさんはいますか? 

    E:COFFEEHOUSE NISHIYAの西谷さんですね。私は、お客さんとたくさんコミュニケーションするタイプなのですが、西谷さんは、技術はもちろんのこと、お話がすっごく面白いんです。どうしたらそんな返しができるの?っていうくらい笑。最近、MIA MIAにトレーニング に来て下さったのですが、マシーンを触る前にまず、座ろうと。西谷さんがどういう思いで お店に立っているのかとか、コミュニケーションの話から始めてくださいました。MIA MIAの店柄を見て、私たちに合わせてそういうトレーニングになったんです。 

    西谷さんに目標を聞かれて、私は 1 杯1杯に心を込めたいとお話したんです。そしたら、心を込めるってどういうこと?と紐解きをしてくれました。西谷さんは、お客さんのニーズに合わせて1人1人コーヒーの淹れ方を変えているとおっしゃっていました。店内用とテイクアウト用でラテのミルクの注ぎ方を変えたり、 食後の一杯か仕事の前の一杯かをお客様の様子から見極め、ミルクの温度を変えたりしているそうです! 

     “これからのこと” 

    コーヒータウンのメルボルンに行って、バリスタをやりたいです。ヴォーンさんもオーストラリア出身ですし、2軒隣には絶対カフェがある環境みたいなので、その空気に触れてみたいです。今パドレコーヒーの豆を入れているのですが、そこにインターンとして行かせていただける話をヴォーンさんが作ってくださったので、海外のバリスタさんたちの中でも自分をしっかりと誇れるようなスキルが身についたら行きたいなと思っています! 

    私はこれまでコーヒーしかやって来なかったですが、これからもやり続けたいと思ってい ます。 

    あとがき 

    お客さんが笑顔で集まってくる、ローカルコミュニティーの理想形である MIA MIA。エミ さんがここでバリスタをしているのはきっと運命だ、と思えるほど MIA MIAの空気感とマ ッチするエミさんの明るい人柄。初めてなのに落ち着ける、人の温かみを感じられる MIA  MIA でぜひエミさんのコーヒーを飲んでみてください♪ 

    <プロフィール> 

    武田愛美

    宮城県出身。 カフェについて学ぶため20歳で上京し、東京・神奈川のカフェで、バリスタをする。 WHITE GLASS COFFEEで、2年勤務し、MIAMIAのオーナー、ヴォーンさんに誘われたことをきっかけに、MIAMIAでバリスタなる。

    <MIA MIA>

    東京都豊島区長崎4-10-1 

    HP:https://www.mia-mia.tokyo/

    Instagram:https://www.instagram.com/miamia_tokyo/?hl=ja

    A cup of KOHII with Love 

    (執筆・編集:Saori, Shimakou) 

  • 高部美希:Othello Coffee Owner・Qアラビカ・ロブスタグレーダー

    高部美希:Othello Coffee Owner・Qアラビカ・ロブスタグレーダー

    コーヒーと真正面から向き合い、業界の前線を走るバリスタさんたち。その姿をKOHII の若手クリエーターたちからコラム形式でお届けする企画です。 

     日本でスペシャルティコーヒーの人気店を立ち上げてきた黄金世代から最近お店に立ち 始めた新世代まで、コーヒーを通してバリスタさんとのカジュアルな会話を楽しんだり、ゲストの方のキャリアストーリーを見つめたり、今後の展望について伺っていきます。 

     コーヒーLOVERならではのお話やバリスタという職業の魅力など、直接会いに行けなくても、ワクワクできるような出会いをこの企画でお楽しみいただけると嬉しいです。 


    高部美希:Othello Coffee Owner・Qアラビカ・ロブスタグレーダー 

    By KOHII Creator@Jongmin

    (K=KOHII, T=高部さん)

    覚えるのに一分、極めるのに一生



    KOHIIユーザーのみなさんにとって、いつものコーヒー屋さんはどこですか?

      今やオンラインショップの発達によって、遠くにいながらも個性豊かなロースターさんのコーヒー豆を取り寄せられるようになりました。それにも関わらず直接、店舗まで伺いたくなるコーヒー屋さん。
    今回のKOHII meet Barista では、大分県別府市にあるOthello Specialty Coffee Roasterの高部美希さんをインタビューしました。 




    別府駅から商店街を抜けると、比較的大きな通りに面しているガラス張りのコーヒー屋さんが見えます。店内はそれほど広くはないけれども、天井が高く、窓の外の景色が見え、とても開放感のある空間。壁面にはポップな絵や装飾品が飾られいて、気持ちを上げてくれます。カウンターで一杯一杯丁寧にコーヒーを淹れている高部さん。

    K:Othello Specialty Coffee Roaster(以下、Othello Coffee)の名前の由来はなんですか?

    T:最初、名前を決めるときに自分の好きなものの名前をつけたかったんです。私は山が好きなので、ネパールのアマ・ダブラムという山の名前をつけようと思いました。でもよくよく考えてみるとアマ・ダブラムコーヒーとか、誰にも覚えてもらえる気がしなくて覚えてもらい易い名前を考えることにしたんです。大体3文字くらいかなと考えたときに「オセロ」が頭の中に想い浮かんだんです。多くの方がOthello Coffeeの名前の由来がゲームのオセロから来たと思う方が多いのですが、実は私が好きなアーティストの名前なんです。ジャズヒップホップミュージシャンでとても有名というわけではないので、それを連想するお客様は少ないと思いますけどね。
    でもお客様にはオセロゲームを連想して覚えてもらえたら良いかなと思ったことも理由です。


    K:アーティストの名前なんですね!他に何か理由はあるんですか?

    T:これは後付の理由にはなりますけど、オセロのゲームのキャッチコピーがとても奥深いものなんです。「覚えるのに一分、極めるのに一生」英語では、「A minute to learn, A life time to master」このメッセージを知ったときに、コーヒーにも通じるものがあるので自分の心に響きました。

    K:確かに印象的なメッセージですね。すごい奥深いです。コーヒーの話になったからお聞きしたいのですが、高部さんからのおすすめのコーヒー豆や器具などはありますか?

    T:コーヒー豆に関しては、どれもそれぞれの良さがあるんですけどOthello Coffeeのラインナップの中では、アイスコーヒーブレンドは、面白いなと思っています。アナエロビック・ファーメンテーションと呼ばれる発酵プロセスを経たベトナムのロブスタ種の豆を少しだけブレンドしているんです。ロブスタ種にもファインロブスタと呼ばれるスペシャルティグレードの豆があって、ロブスタ種ならではのボディ感と力強い風味があるんです。ラム酒やドライいちじくのような強烈な果実感を感じさせます。


     おすすめの器具は、amaiのカップですね。コーヒーを飲む器によっても味や気分が大きく変わると思うんです。ベトナムに行ったとき出会ったamaiのカップはどこか不揃いのように見える手作り感が魅力的なんです。色合いも豊かでおもてなし用でも良いですし、カップのふちが薄いのでコーヒーを飲むときの口当たりがちょうど良いです。日頃から日常に溶け込むようなコーヒーをつくりたいと心がけているので、おうちでのコーヒー時間には好きなカップで気分を上げてもらいたいです。

    “日常に溶け込むようなコーヒー”

    T:朝にコーヒーを飲んで気分が高まることは素敵じゃないですか。朝の始め方が良いと、一日を過ごす中で前向きなエネルギーをもらえて、何もかも上手くいきそうな自信になりますよね。そういう日常的に楽しめるコーヒーをお客様に届けたいんです。特別なときに飲む特別なコーヒーも素晴らしいですが、近頃はお家で過ごす時間も増えているので、ぜひともコーヒーを淹れるところから楽しんでみることもお勧めします。わからないことがありましたら、気軽に聞いてみてください。

    コーヒーに憑かれた男に憧れる

    K:コーヒーに興味を持ち始めたきっかけはありますか?

    T:最初にコーヒーに興味をもったきっかけが、それこそサードウェーブという言葉が出だす前の話です。東京の老舗の喫茶店にカフェ・ド・ランブルというお店があるんです。私の両親が炭火で焙煎をするような喫茶店を営んでいたので、コーヒーに馴染みはあったんですけど、ランブルの関口さんの存在を知って、コーヒーに対する想いが大きく変わりました。

    関口さんが書いた著書などを読む上で、一つのことを追求し続ける職人魂に憧れを持つようになったんです。関口さんは生涯をコーヒーに捧げた方で、何度もお会いしたいと願い、お店の方にも伺ったのですが、結局は一度もお会いできないまま、関口さんは亡くなってしまいました。コーヒーに夢中になり始めたのはその頃の話ですね。

    そういう経験もあるので、オセロのキャッチコピーである「覚えるのに一分、極めるのに一生」という言葉に、なおさら惹かれたのかもしれませんね。

    K:学生時代が終わって、すぐにコーヒー屋さんになろうと動いたんですか?\n\nT:いいえ。若い頃はすごい迷った方だと思います。当時は本当にやりたいことがわからなくて、勉強もあまり好きではなかったので進学もしませんでした。

    それでも20代半ばで初めて興味を持つ仕事ができました。大きいホテルでのエステティック関連の仕事で、豪華な雰囲気や施術が好きでした。技術を教えてくれる先生も尊敬できる方だったので10年務めました。そんな中、仕事の休憩中にスタッフにコーヒーを淹れる事が日課になり、リフレッシュに欠かせないものになっていきました。そんな時、ランブルとの出会いもあり、コーヒーにも興味を持つようになったのですが、自分でコーヒー屋さんになるという決断ができず、しばらくの間、前職の仕事を続けました。

    でもある日、私のいる部署が無くなることになり、退職を選びました。人生の転機はいつ訪れるのかわからないものですね。それからは大手コーヒーチェーン店の店長を一年間務めました。そして通勤する最中に今のお店の場所が貸店舗になっているのを見つけたんです。ガラス張りで中が見えるオープンな空間で、高い天井が開放感を与えて、自分のお店のイメージそのものでした。

    K:コーヒーの勉強はどのようにされたんですか?

    T:コーヒーの勉強は自分で創意工夫していく側面もあれば、例えばセミナーに参加するなどと外からの情報を探すのも大事だと思うんです。個人的にはお家にあるような缶で手廻しに近い焙煎機をつくって、色んな豆を取り寄せて焙煎をしました。後は色んなコーヒーを飲みに行きましたね。
    他には興味を持っていたQグレーダーという国際認定資格の講習を受け、受験しました。スペシャルティコーヒーの専門店をやる以上は、自分が客観的にコーヒーを評価できているか知りたいと思いました。アラビカとロブスタグレーダーの二種類があるんですけど、どっちも勉強しようにも当時の自分には材料があまりなかったんですよね。なので試験には苦労しました。


    K:Qグレーダーになるには、具体的にどういう試験を受けるんですか?

    T::Qグレーダーになるには、21項目の試験のうちすべての試験に合格しなければいけません。試験項目も多くて、味覚や嗅覚の鋭さを試されます。とはいえ才能に恵まれなければいけないというわけでもなく、誠実にトレーニングをすれば合格は充分可能だと思います。

    Qグレーダーになってからもスキルを維持し続けることが大切です。熱海の施設では、コーヒーの鑑定をさせて頂ける機会もあるのでコーヒー豆を評価することが生産者の生活に直結するため、責任感を持って普段からトレーニングする必要があります。

    誰かの日常に溶け込むコーヒーを届ける

    K:これから挑戦したいことを教えて頂けますか?

    T:そうですね。今年はお店の焙煎機を変えたことをきっかけに営業スタイルも大きく変えました。お客様にコーヒー、そのものの魅力をより伝えたいと思い、店内のカフェ営業を一旦お休みして、コーヒー豆の販売に集中するようになったので、まさに今が挑戦の真っ最中です。焙煎機を取り替えるにも何回かトラブルが生じ、大変なこともありましたが、お客様から励ましの言葉を頂き様子を見に来てくれるなど、支えられているばかりです。

    お店でコーヒーを飲むだけではなく、お家でもコーヒーを楽しんでもらえるように、それこそ日常に溶け込む美味しいコーヒー豆を届けていきたいと思います。例えば精製方法の違いなども踏まえて、よりコーヒーのことをもっと知ってもらいたいですね。

    K:最後にいつもOthello Coffeeに訪れてくれるお客様やコーヒー業界を目指す若い世代に何かメッセージはありますか?

    T:コーヒー業界を目指す中で、悩みも多いかなと思うんです。何にせよコーヒーとの関わり方は、本当に多様です。

    例えば商社で働く人から、バリスタとしてお店で勤務して、独立をする方もいますよね。多様な選択肢の中で、自分に何ができるんだろうと思うこともあると思いますが、だからといって人がしないようなことを無理に探さなくていいと思います。

    マーケティングは大事ですが、コーヒーは抽出一つにしても、本気になれば何十年も突き詰められる訳で、焙煎もそうですよね。終わりというものがない奥行きのあるコーヒーの世界だからこそ、その人のコーヒーというものは必ずあるはずなんです。だから日々の変化を楽しみながら、誠実に、そして前向きにコーヒーと向き合い続ける姿勢が大事かなと思います。そうすれば必ず自分のコーヒーというものの輪郭が見えてきます。
     
     

    そして、お客様にはいつも見守って、育ててもらっているなと思います。私も完璧ではないので、常に発展途中だと思います。その道程に付き合って頂いているので、いつも支えられているなと思います。これからもよろしくお願いします。

    取材を終えての感想ですが、KOHIIではライターをしている私ですが、将来的にはコーヒー業界に深く携わりたいと夢見ています。そういう私がコーヒーキャリアを踏む上で壁にぶつかる時に、訪れる場所がOthello Coffeeです。個性豊かでたくさん美味しいコーヒーを飲める今ですが、その人の日常に溶け込むようなコーヒーは、その個人の経験に伴うのではないかなと思います。KOHIIユーザーのみなさんにとって日常に溶け込むようなコーヒーはどんなコーヒーですか?

    <プロフィール> 

    高部美希
    大分県別府市出身、Qアラビカ・ロブスタグレーダーを取得し、生産農家まで明確に追跡できるスペシャルティコーヒーにこだわる。今年でOthello Specialty Coffee Roasterをオープンして7年目に突入する。

    <Othello Specialty Coffee Roaster>
    〒874-0943 大分県別府市楠町13−1

    Othellospecialtycoffeeroaster(@othello_coffee) • Instagram写真と動画

    <KOHII Team>

    Jongmin/00/From🇰🇷(@jong_lovecoffee) • Instagram写真と動画

    A cup of KOHII with Love 

    (執筆・編集:Jongmin) 

  • 高架下で満開の桜とKOHIIの香り

    高架下で満開の桜とKOHIIの香り

    ちょっとコーヒー巡りをしませんか?行き交う人々、流れていく時間を見て感じながら、飲むコーヒーが絶妙に美味しいと思う僕たちは、いつもコーヒーで繋がる街を歩くKOHII Walkersです。気の向くまま、コーヒーのアロマに溢れる街、それぞれコーヒーを楽しむ人々との出会いを独自の目線で写真ストーリーに記録し、ここでシェアします。

    こうして同じ写真でコーヒー、ヒト、マチの関連性を描く人と繋がりたい、日本各地のKOHII仲間と一緒にコーヒーの魅力を広げていきたいです。Shimakou, KOHII Walker@Tokyo

    Vol.2 高架下で満開の桜とKOHIIの香り

    @ONIBUS COFFEE【中目黒】

    中目黒でコーヒーと言えば、もちろんONIBUS COFFEEさん。

    テイクアウトで水出しコーヒーを注文。

    ONIBUSさんと言えば、脱プラスチックへの取り組み。

    こちらの写真のストローは、サトウキビで作られたストローで、循環型社会の仕組みづくりに役立てるアクションをしたいという思いから生まれた細部までのこだわり抜いた商品。

    スペシャルティコーヒーは、味だけではなく商品とデザイン、素材まで徹底的にこだわってこそ究極の逸品が生まれるのだと、ONIBUSさんのコーヒーをいただき実感しました。

    公園内の木々にも桜が開花し始め、たくさんの方々の笑顔がそこにはありました。

    元気よく走り回る子供達、一緒にサッカーをする親達、マドレーヌを食べながら読書をする人、餌を求め近く鳩。

    都会の喧騒の中にある些細な幸せを感じるようになったのもコーヒーがあったからこそ。

    @artless craft tea & coffee【中目黒】

    今日はいつもと違い、少し静かな南側へ。\n歩いていると、高架線下にartless craft tea & coffeeの看板を発見。

    店内に入ると、クラシックミュージックとともに、コーヒーの香ばしい匂い。

    コンクリートと木が織りなす寒暖の調和、頭上を通過する電車の音がCoffee Breakというものを一層楽しくさせてくれました。

    そして、コーヒーを飲んでいる時、普段とは違う感覚を抱きました。

    写真を見たらわかるように、持ち手がレザーであることに気づき驚きを隠せませんでした。

    昔から大の革好きである僕にとって、持ち手が革であるマグカップは今まで見たことがなく、とても感動したことを覚えいています。

    気になり、お店の方にお話をお聞きしたところ、もともと革職人の経験をお持ちで、現在もコーヒースタンドを運営する傍、革小物も制作されています。

         【デザイン性の高い革小物・店内に入る自然光とコンクリート】

    写真を撮るのを忘れて言いましたが、ほうじ茶ラテが本当に美味しかった。

    ミルクの程良い甘みに、三重県産のほうじ茶が絶妙にマッチしていて、これぞスペシャルティという1品でした。

    その日の目的は、目黒川の桜見でしたが、中目黒駅に着いた時、改札から出られないほど人で溢れかえっていたため諦めかけていました。

    すると、お店の方から、人が少ない絶景の桜スポットを紹介していただき早速その場所へ。

    お店からは徒歩3分程度の場所で、本当に人が少なく満開の桜をベンチに座りながら、ゆっくりと眺めることができました。

    この時期だからこそ、人気が少なく安心してコーヒーや、季節の移り変わりを楽しむ。

    またもコーヒーが人と人を繋ぎ、知らない世界を教えてれました。

    第3弾に続く。☕︎

    A cup of KOHII with Love

    (執筆・撮影・編集:Shimakou)

    <About Shimakou>

    KOHIIでフォトグラファーをしているShimakouが現在、東京のカフェ・コーヒースタンドの情報はもちろん、独自の目線で東京の1面を切りとった写真をInstagramで配信しています。KOHII Walkersでは東京を中心に様々なアーティストを交え、コーヒーと街のストーリーを写真の魅力とともにお届けします。

    <今日のKOHIIコース>

    @ONIBUS COFFEE

    【住所】 東京都目黒区上目黒2丁目14−1

    【Instagram】https://www.instagram.com/onibuscoffee/

    @artless craft tea & coffee

    【住所】東京都目黒区上目黒2丁目45−12

    【Instagram】https://www.instagram.com/artlesscraft/

  • いつもの代々木公園あたり、KOHII深呼吸

    いつもの代々木公園あたり、KOHII深呼吸

    ちょっとコーヒー巡りをしませんか?行き交う人々、流れていく時間を見て感じながら、飲むコーヒーが絶妙に美味しいと思う僕たちは、いつもコーヒーで繋がる街を歩くKOHII Walkersです。気の向くまま、コーヒーのアロマに溢れる街、それぞれコーヒーを楽しむ人々との出会いを独自の目線で写真ストーリーに記録し、ここでシェアします。

    こうして同じ写真でコーヒー、ヒト、マチの関連性を描く人と繋がりたい、日本各地のKOHII仲間と一緒にコーヒーの魅力を広げていきたいです。

    Shimakou, KOHII Walker@Tokyo

    Vol.1 いつもの代々木公園あたり、KOHII深呼吸

    3月になり、東京も日中はとても暖かくなり、ようやく桜のシーズンが到来🌸

    毎年、この時期は朝にホットコーヒー、日中は水出しコーヒーを日課として飲んでいます。

    在宅勤務に入ってから、曖昧になった週末は、久々にKOHIIのCTOであるYusei君との再会で、ワクワクします。普段よく通っているコーヒーコースで、仲間がいるだけで、新鮮な感覚が湧いてきました。

    @Beasty Coffee

    代々木公園駅から歩いて10分もかからないほどの場所にある、Beasty Coffeeさんへ足を運びました。

                     【CTOはお気に入りのLACOSTEを本日も着用】

    ドリップコーヒーとコールドブリューを注文。これが不思議なことにコールドブリューの方が、甘みが凝縮されておりしっかりとした味わいでした。

    店内は落ち着ける薄暗さで、PCを開き作業をする人、お友達と楽しく会話をする人、みんなそれぞれの楽しみ方で充実したひとときを過ごしていました。

       美味しいコーヒーを飲んだ後は、次の美味しいコーヒーを飲みに。

    @Coffee Supreme Japan

    Beauty Coffeeさんから徒歩2分という近場の有名店Coffee Supreme Tokyoさん。いつもここに来たら、フラットホワイトを注文します。

    コーヒーが美味しいことはもちろん、いつもデザインセンスの良さと可愛さが満載されるグッズも楽しみです。

    キリッとした酸味の後に優しい甘みが続き、とてもくせになる味でした。

    4階のテラス席からの景色を楽しみながらのコーヒーブレイクは格別です。少しずつ回復している新しい日常を二人が4階のテラスで眺めていました。

          【4階からの景色:椅子にもCoffee Supremeさんのロゴが】

    人混みを避けながら、コーヒーを美味しく飲む。\nまた、コーヒーを飲みながら様々な情報を目で見て記録する行為はテラス席ならではだなと感じました。

    そこで見たもの、人、コーヒーの味、一人一人感じ方は違う。テラス席には日常のヒントが落ちています。

    スマホをポケットにしまい、東京を、東京のコーヒーを感じたひと時でした。

    東京も、日中は気温が暖かく過ごしやすくなりました。代々木公園はピクニックをしている方々でいっぱいでした。

    僕はいつも、テイクアウトをして、美味しいコーヒーを飲みながら代々木公園で読書をしています。

    皆さんも是非試してみてください。

    その後、Lunchをいただき中目黒へ。普段リモートワークの二人で、コーヒーを飲みながら、様々な情報に触れ合い、共感・共存できる場所、それが東京なんだなとこの1年で実感することができました。

    フォトグラファーとして、コーヒーと向き合い5年、インターネットやSNSを見れば様々なコーヒーシーンが写真で見られるようになった今、KOHII Walkersを通して僕の目線で捉えたコーヒー、コーヒーカルチャーをこれから発信していきます。

    コーヒーを通して出会ったこの繋がりをこれからも大切にしていきたい。

    KOHII Walker 第2弾もお楽しみに。☕︎

    A cup of KOHII with Love

    (執筆・撮影・編集:Shimakou)

    <About Shimakou>

    KOHIIでフォトグラファーをしているShimakouが現在、東京のカフェ・コーヒースタンドの情報はもちろん、独自の目線で東京の1面を切りとった写真をInstagramで配信しています。KOHII Walkersでは東京を中心に様々なアーティストを交え、コーヒーと街のストーリーを写真の魅力とともにお届けします。

    <今日のKOHIIコース>

    @Beasty Coffee

    【住所】東京都渋谷区富ヶ谷1-19-3

    【Instagram】https://www.instagram.com/beastycoffee/?hl=ja

    @Coffee Supreme Japan

    【住所】東京都渋谷区神山町42-3 1F

    【Instagram】https://www.instagram.com/coffee_supreme_jpn/?hl=ja

  • 上海:幸せの街に、コーヒーを。より美味しいコーヒーを求める旅が、もう一つの居場所と人生のリズムを整える

    上海:幸せの街に、コーヒーを。より美味しいコーヒーを求める旅が、もう一つの居場所と人生のリズムを整える

    国際的な金融ハブ、セレブが集まる社交界ー世界最大規模の都市として、華やかに成長を続ける上海。世界の今を敏感に感じ取る上海では、スペシャルティーコーヒーシーンが熱い注目を浴びています。けれど、煌びやかなトレンドセッターとしての顔を持つ上海っ子たちが本当に求めるものは、これまでとは一味違う様子。本当に自分を幸せにしてくれるものとは?心満たされる豊かさって?そんな疑問への答えは、街角のコーヒーショップで見つかるかもしれません。

    KOHIIのコンテンツキュレーターであるRikaさんが、コーヒーを通して見つめた上海の日常を教えてくれました。

    「時間とは、コーヒーの品質にとって競争相手のようなもの。その真価を発揮させるには、コーヒーが木から摘み取られた瞬間から、精製、加工、輸出、焙煎、そして抽出のレースを勝ち抜かなければいけない。」有名店セブンシーズの焙煎士たちが書いたこの言葉で私は、コーヒーと時間とは常に対になって関わり合う、ということに思いを巡らせはじめた。 

    私の一杯のコーヒーはたいてい、バリスタと軽くおしゃべりをしながらカフェのメニューを眺め、おすすめを教えてもらったりして選ぶところから始まる。それからコーヒーを淹れる様子を観察して、時には味わう前にラテアートの写真を撮るかもしれない。飲んだらおしまいというわけでもないー後から、味わいの余韻を思い出したり、出会ったコーヒーのことを友達に話したりもする。時間はコーヒーとよく混ざり、溶け合う。完璧な一杯を作るのにも、そこにいたるまでのコーヒーの旅路に思いを馳せるのにも、たっぷりの時間が必要だ。その日、その後がどんなに忙しくなろうとも、一杯の美味しいコーヒーには待つだけの価値がある。

    コーヒーと幸せの街 

    2400万人超の人口を抱える上海は、中国で一番大きく、世界でも最大規模の都市に数えられる。上海の強みは、複雑で層の厚い文化資産を誇り高く継承しながらも、それが決して街としての成長を妨げないところだ。国際都市では当たり前となった、小さな生活空間と目まぐるしく変化し続ける社会。日々その重みを肩に感じながらも、私たちは限られた場所と時間を賢く使い暮らすことに慣れてゆき、そうして繰り返す毎日が形づくられる。

    最近、コーヒーショップの数が目覚ましい勢いで増えているー 個人経営のブランドや小規模の系列店、そしてスペシャルティコーヒー関連も数えれば、上海には8000を超える店が希少な店舗物件を巡って競い合い、生き残りをかけて成長を続けているらしい。1年と少し前、近所のAlphabets Coffeeというカフェに初めて行った時、創業者の一人があたたかく声をかけてくれた。「将来もしコーヒーのお店を開くことがあれば教えてね。お店のデザインを考えるのを手伝ったり、自分の失敗談から何からなんでもシェアしてあげる。」プロの建築家でありコーヒーに深い情熱を傾ける彼女に比べたら、当時の私はバリスタ養成コースでやっとSCAレベル1を卒業したばかりで、バリスタの友達をもっと作りたいな、なんて思っているところだった。素敵な申し出に胸が熱くなったのを覚えているけれど、その後すぐに、このコーヒーの世界には他の業界とは違って、彼女のように優しい心をもつ人々でいっぱいなのだと知ることになる。

    著書 「ハッピーシティ:都市デザインを通して人生を再設計する」で、チャールズ・モンゴメリはこう書いている。「幸せとは、いくつも部屋がある家のことで、その中心には暖炉がある。それを囲む家族、友人、仲間、そして時には全くの他人と共に、自分のもっとも良い所を見つけるのだ。」ある意味で、コーヒーマシンはこの街の中心で暖炉となって、幸せを湧き出させているのかもしれない。

    毎日家と職場を駆け足で行き来する途中に、コーヒーショップは小さく暖かな一角を用意してくれる。そこで私たちはようやくほっと息をつき、居心地の良い場所で、社会とのつながりは感じたまま心を落ち着かせることができるのだ。目覚ましの一杯だけじゃなく、コーヒーショップは私たちに「もう一つの居場所」をくれる。雰囲気が良くて、あたたかく迎えてくれる場所。コーヒーショップがどんどん増えているその事実こそが、私たちがそんな空間を現在進行形で求めている事の証拠ではないだろうか。コーヒーの香りが開放的な空間に漂い、写真映えのするインテリアやなんでも知っているバリスタを包み込む時、コーヒーショップはゆったりと過ごす時間の価値を教えてくれる。せかせかと人混みを縫い歩く混沌のメガシティ、上海では特に際立つ視点だ。 

    上質なおもてなしとは何か、を再訪する 

    良いおもてなしの5つの柱は、帰属意識、共感、信頼、娯楽、そして快適さだという(「Kinfolk特集:おもてなしの心」より)。規模に関係なく、コーヒーショップはどれもこの5か条に沿っているべきだ、と私は思う。2018年にForbesが発表した「中国で最も住みたい街」で上海は1位に輝いた。個人的な経験から見ても、この街はどんどんコーヒー好きを惹きつける旅の目的地へと変化を遂げている。

    長い間、上海はサービスやおもてなしの世界で高い評価を得てきた。1920年代には、旅行者や冒険を求めてやってくる人が世界中からこの街を訪れた。「東洋のパリ」と呼ばれ、上海は新しく異なる文化や人、そしてさまざまなライフスタイルを受け入れてきた。コーヒーがはじめて上海にやってきたのは19世紀のこと。異国からやってきた宣教師や商人がもたらしたこの飲み物は、ヨーロッパからの駐在員が牛耳る外国人居留地のなかでも選りすぐりのコーヒーハウスでしかお目にかかれない、瀟洒で贅沢な西洋文化の象徴だった。一般庶民もようやくコーヒーを楽しめるようになったのは、20世紀はじめになってからだ。

    国際的金融ハブであり、ファッションや美食体験でもトレンドの最先端を走る上海では、今も西洋社会との繋がりが色濃い。スペシャルティコーヒーの台頭も当然、駐在コミュニティや、比較的好奇心が強く、金銭的に余裕があり旅慣れた中国人消費者たちのレーダーにキャッチされ、熱い注目を浴びている。国内出身のロースターやショップ、そしていわゆるコミュニティビルダーやクリエイティブ・ストーリーテラーといったトレンドの発信者たちが集まって、新しく華やかなコーヒー文化が産声を上げたのだ。

    本場イタリア式のエスプレッソ、ローカル文化の薫るオリジナルレシピのホワイトコーヒー、日本・北米のシーンに影響を受けたプアオーバーにフィルターコーヒー、そして北欧風のカフェメニューには「ヒュッゲ」の文字が踊り、さらにはトルココーヒーからアイリッシュコーヒーまでー上海のコーヒーシーンはニューヨーク、ロンドン、東京の「今」を映し出しアップデートを続ける。街ゆく人々から与えられる「美味しいコーヒー」の称号へのハードルは上がり続け、この街のおもてなしの上昇志向はとどまる所を知らない。

    人々と、ストーリーテリングの力

    ストーリーを伝えるということ、それは人間の営みの根っことも呼べる、人と人とをつなぐ最も力強い行為だ。パートナーに、友人に、初めてのデートで、仕事の面接で、私たちはみな、ストーリーを日々誰かに伝えている。そしてそれはコーヒーの周りでも、小さなパンドラの箱を次々と開けているようだ。バリスタとの何気ない会話が、毎日飲んでいるコーヒーの産地のこと、そしてそこで働く生産者やコーヒーを焙煎する人、コーヒーを美味しく淹れる秘密や気になる器具の話、時には新しいパッケージデザインにまで広がっていくのだ。

    多国籍大都市、上海の目まぐるしい日常はそこに住む人たちを追い立て、ソーシャルメディアであちこちに忙しく社交するほどに孤独は増してゆく。けれどコーヒーショップは訪れる人すべてを受け入れ、ひとときの間ゆっくりと座り、生身の人間と会話を楽しむ時間をくれる。ご近所さんの顔もめったに見かけず、同僚とはメールでのやり取りばかり、現実世界の友人よりもインスタグラムでできた知り合いと好んで話をするかと思えば他人との関わりを恐れ、幼なじみや家族とは離れて暮らす、そんな時代に私たちは生きている。コーヒーを通せば、心通わせられる人々と出会い、親友を見つけ、興味深いストーリーに幾度となく視界が広がり新しい物事を受け入れる姿勢が身につくー名前とお気に入りのドリンクを言わなくても覚えていてくれるバリスタに会いにいくのが、毎日の欠かせない習慣になり得るのだ。

    クオリティ・オブ・ライフの定義を問う

    近年では、中国セレブのお気に入りの社交場としてだけでなく世界の上流社交界として機能する上海だが、その現代的で洗練された文化の繁栄がもてはやされるほどに、巧妙に切り取られ、いびつに誇張された煌びやかな姿には当てはまらないものに多くの地元っ子たちが捌け口を求めるようになった。透明性、互いに信頼する心、そして誠実さを何よりも大切にするスペシャルティコーヒー文化は、これまでの常識や価値観を少しずつ変え始めている。何が私たちの生活を豊かにし、心を満たしてくれるのかー他人が定義する「成功」ではなく、自分を幸せにするものを追い求めるのはごく限られた幸運な人だけができる贅沢だ。けれどコーヒーを愛することで、大きなリスクを負わずとも、これまで背負ってきた思い込みから少し離れて一息つく時間が手に入るのだ。

    上海でスペシャルティ産業を立ち上げたクリエイター、教育者、そしてストーリーテラーたちは、人々の意識と努力の方向を実にエレガントに誘導したーこの世界で求められるのは本物志向、独自性、質の重視、そしてサステナビリティ。コーヒーショップの店構えはより立ち寄りやすくなり、店内には壁一面に地元の若手アーティストたちの作品が飾られている。メニューは分かりやすく工夫に富んでいて目にも楽しく、本棚にはコーヒーを楽しみながら自由に手に取れる雑誌などが並び知的好奇心を満たす。ビジネスが社会的責任を果たす一員であるという意識がより浸透するにつれ、ショップオーナーたちはマイカップを店に並べ、資源を再利用する。そんな空間に足を踏み入れるということは、コーヒーという媒体を通して、世界と交流する幸運を意味する。コーヒーショップは、共同体や居場所を持つことの大切さや、一度急ぎ足をやめてみる事を訪れる人々に教え、成功への道は日々の小さな積み重ねで作られるということを穏やかに知らせてくれる場所だ。

    情熱を再発見しよう

    「どうでも良い事のために必死に働くのはストレスだ。しかし、愛する物のために骨身を惜しまず働くのは、情熱だ。」サイモン・シネックの言葉は核心をついている!コーヒーカウンターで嬉しそうに働くバリスタたちを見かけるたび、この言葉を思い出す。この間、友人のリンリンとおしゃべりしていた時ー彼女とは中国マーケットにシングルオリジンを紹介し、国内スペシャルティコーヒー業界の第一人者である上海企業、Seesaw Coffeeの人事部で共に働いていた仲だー、彼女は、「コーヒー業界で働く人々はそのほかの産業と比べるとより強い職業倫理を持ち、挑戦やリスクを恐れず、学ぶことに対してより意欲的だ」と話していた。この傾向でさらに面白いのが、著名なバリスタやコーヒー実業家たちのほとんどが、大学などでコーヒーの勉強をしたわけではなく、コーヒーを仕事にする前は全く関係ないキャリアを積んできた人ばかりだということだ。中国でもっとも権威あるビジネス街である上海では、実用的で資本主義的、そして何よりも現実的なビジネス文化が重用される。しかしコーヒーコミュニティでは、エネルギーや情熱、そして勤勉が存分に報われ花開くーここでは皆が夢を見られるのだ。

    上海で5年間暮らすうちに、週末のお散歩が次第にコーヒーショップ巡りへと変わっていった。ファッションブティックや美味しいレストランを探し歩くのとはまた違う楽しみ方。自分だけのコーヒーマップを作る時、喜びはあらゆる方向からやってきて、街のリアルな姿があらわれ、感覚や感情の全てがいっぱいに動きはじめるのを感じる。私の居場所はもはやただ住んでいる場所、ではなく、私を幸せにしてくれるものとどう積極的に、継続的に関わっているか、という視点で定義されるようになった。コーヒーショップは、文化の交わり、新しいアイデア、人生の知恵や質の高い時間を祝福する喜びに満ちている。焙煎士がコーヒーと向き合い書き付けるメモは、一杯の美味しい液体がカップに注がれるリズムと混ざり合い、現代の詩となって響くのだ。

  • エアロプレスってなに?

    エアロプレスってなに?

    エアロプレス(AeroPress)とは、アメリカのAerobie社が2005年に開発した抽出器具のこと。実はこの会社、フリスビー世界一の飛距離でギネス記録を持つアウトドアスポーツメーカーなんです。

    珍しい経歴を持つ比較的新しい商品なのですが、世界チャンピオンシップや日本含む各国でエアロプレスだけの大会が開催されるほど、今や最も注目されているコーヒー器具の一つ。

    一件シンプルに見える抽出の仕組みには、実は驚くほど幅広く柔軟な可能性が隠れています。使い方を様々に工夫すれば、そのたびに新しい味わいが楽しめる奥深い器具です。

    エアロプレスの仕組み

    注射器のような形状で、空気圧を利用してコーヒーを抽出するエアロプレス。短時間でぎゅっとコーヒーの味わいを引き出すため、ドリップコーヒーよりもジューシーなフレーバーと、フレンチプレスよりもなめらかで、丸みのある質感を味わえるのが特徴です。

    エアロプレスの抽出原理は、浸漬式 (フレンチプレスなど) と透過式(V60などのドリップ) のハイブリッドです。コーヒーは湯だまりの中で少しの間抽出され、その後フィルターを通ってサーバーの中へ押し出されます。エアロプレス最大の特徴は、この最後の圧力をかける部分。これにより、他の器具にはない味わいが作り出されます。

    エアロプレスのメリット・デメリット

    プレスが出来るのには、こんなメリットが。通常、ハリオV60などのドリッパーで抽出した場合、細挽きの粉を使えば、ペーパーが目詰まりし、時間が延びてしまいます。抽出後半はネガティブな成分が出やすいので、長くかかってしまうとあまり良くありません。

    その点、エアロプレスはどれだけ細挽きにしても、プレスの力加減で自由に抽出時間をコントロール出来るため、細挽きの短時間抽出など、レシピの幅がぐんと広がります。

    その反面、プレスすることでのデメリットも。抽出力が強いので、最後まで押し切ると雑味まで抽出されてしまい、ビターな印象で少しクリーンさが落ちるカップが出来上がってしまいます。(レシピによっては、どのタイミングで押すのを止めればよいかも教えてくれます。)

    また、押すのにある程度の力がいるため、人によってはやや大変に感じるかも。サーバーやマグも、厚み・安定感があって丈夫なものを選ぶ必要があります。

    お手入れも簡単、コンパクトに収納・持ち運びできる

    使い慣れると力の掛け方もわかるようになりますし、使った後のお手入れも簡単。シンクでコーヒーを最後までぎゅっと搾ったら、フィルターキャップを外してチャンバーを押し込むだけ。ケーキのように固まったコーヒー粉が押し出され、本体にはほとんどコーヒーかすが残りません。ゴミ箱にスポーン!と飛び込んでいく様子はなかなか爽快。

    他のコーヒー器具に比べてスリムな形状で、チャンバーを押し込んだ状態にしてしまえば持ち運びもコンパクトで簡単。頑丈で厚みのあるプラスチック製なので、アウトドアにもぴったりです。

    FELLOW社のPrismo(プリズモ)などのアタッチメントを使えば、エスプレッソのような濃厚な味わいの抽出もでき、ご自宅でもラテが作れるように。

    いつものおうちコーヒーにちょっと変化が欲しい、そんな方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?

  • バリスタが愛するピッコロラテ:その魅力とは?

    バリスタが愛するピッコロラテ:その魅力とは?

    小さなデミタスカップにすべすべのスチームミルクが浮かぶ、可愛らしいラテのような見た目・・・皆さんは、「ピッコロ」という種類のコーヒーをご存知でしょうか。

    ピッコロ (Piccolo)とは、イタリア語で”小さい”という意味。3~4oz(約88~120ml)の小さいグラスに、リストレット(通常の半分量のお湯で抽出したエスプレッソ)またはシングルショットのエスプレッソになめらかな口当たりのスチームミルクを加えたもの。

    通常のラテがおよそ230ml程度なのに比べて、ピッコロは100~120mlと小さめで、ミルクの量が少ないため、コーヒーのパンチの効いた香りや味わいがよりはっきりと感じられます。

    見た目は、凄く小さいラテといった様子。でも、単に小さいラテではないのです。今回はそんなピッコロをこよなく愛するバリスタ、KurasuのHitomiさんにその魅力を教えてもらいました。

    1)ピッコロとの出会いは?

    一番最初の出会いは、ワーキングホリデーで滞在していた時のオーストラリアのカフェです。

    すごく小さい飲み物で可愛くて、あんなに小さい中にラテアートがあって凄くてびっくりたのを覚えてます。

    2)ピッコロがおいしいカフェは?(海外、国内など)

    自分で作るものが一番好きです。笑

    3)ピッコロの美味しい作り方やポイントは?(合うコーヒーは?ミルクの脂肪分などは大切?プラントミルクでも美味しく作れる?)

    私が好きなのは浅煎りのシングルオリジンのエスプレッソにぬるめのスチームミルクで作ったピッコロです!

    エスプレッソはフルーティーなものがとっても相性が良く、washedでも良いんですがnaturalのもので当たりだと本当にイチゴケーキとかベリーヨーグルト、フルーツオレみたいな美味しいものが出来ます(☆v☆)

    豆も大事なんですが、私が一番大切にしている事…!

    それは、ミルクの温度帯です。

    これはピッコロに限らずですが、牛乳の甘さが感じられる温度のスチームミルクが非常に大事です。

    飲み終わるまでに多少時間がかかるラテやカプチーノはピッコロより少し高めでも良いと思いますが、ピッコロって凄く小さい飲み物なんです。

    なので時間をそんなにかけずのむ飲み物だと個人的に思ってます。美味しい飲み頃にさっと飲む。

    私の中ではそういう飲み物なので熱すぎると美味しさが半減してしまいます。。

    そのため、作るときは熱くなり過ぎずの55~60℃で作ります。理想は55~58℃。

    もちろん植物性のミルクでも美味しく作れます。

    特に分離しやすいsoyとかは温度帯をもっと気にした方が良いと思います。

    カナダでバリスタをしていた時は、Breve(エスプレッソにホールクリームとミルクの半々のスチームミルクで作った飲み物)が人気だったのでそこからホールクリームやクリームとミルク半々で作ったものでピッコロをよく作ったのですが、よりクリーミーでそれも美味しいです!

    4)ピッコロと相性のいい食べ物は?

    使う豆の種類にもよりますが私はピッコロの量と合う、クッキーやフィナンシェなど小さい焼き菓子と合わせるのが好きです♪\n\n聞けば聞くほど、美味しそう!想像するだけで、口の中に甘酸っぱくてまろやかな味わいが広がるようです。日本のカフェではまだなかなか見かける事が少ないピッコロ。もしカフェのメニューに載っていたら、ぜひ試してみてください!

  • カフェインレスのコーヒーって、どうやってできているの?

    カフェインレスのコーヒーって、どうやってできているの?

    コーヒーの味や香りは好きだけど、カフェインをとりすぎると体の調子がいまいち。妊娠中・授乳中でカフェインはとりたくないけれど、コーヒーが飲みたい。そんな時に嬉しいのが、カフェインをほぼ全て取り除いた「カフェインレスコーヒー」。「デカフェ」とも呼ばれます。

    カフェインを取り除くのは、焙煎前の生豆と呼ばれる段階。現在、カフェインレスコーヒーの加工方法として主流なのはこれからご紹介する3つの方法に分けられます。

    1)有機溶媒を使った方法

    有機溶媒を生豆に通して、カフェインを取り除く方法。

    ペイントうすめ液やネイルリムーバーなど、他の物質を溶かす性質を持っているのが有機溶媒。コーヒーの加工には、主にジクロロメタン(塩化メチレン)や酢酸エチルといった有機溶媒が使われます。コストが低く、よく選ばれている方法ですが、日本では、薬剤が直接食品に触れるということで有機溶媒を使ったカフェインレスコーヒーの輸入は禁止されています。

    また、健康への心配に加え、この方法はカフェイン以外のコーヒーの美味しい成分まで一部取り除いてしまうため、風味が損なわれやすく、消費者にはあまり人気がない方法です。

    2)水を使った方法(スイスウォーターメソッド)

    カナダのスイスウォーター社が行なっている、水を使ったカフェイン抽出法。

    カフェイン以外のコーヒーの成分の水溶液を作り、そこに生豆を8〜10時間浸すと、生豆の中からカフェインがだんだんと水溶液へと移動し、出て行きます。カフェインが溶け込んだ水溶液は、活性炭でろ過し、カフェインが濾しとられたらまた再利用されるので、廃棄も少なく、加工の過程で薬品を使用しないので安心な方法です。

    3)超臨界二酸化炭素を使った方法

    二酸化炭素を一定の温度と高い圧力で加工すると、液体と気体両方の性質を併せ持つ超臨界二酸化炭素という状態になります。これをコーヒー豆にかけると、二酸化炭素がコーヒー豆にすばやく浸透し、カフェインをキャッチし取り出します。

    薬も使わず、味も損なわれにくい点で一番優秀な加工方法です。コーヒーに二酸化炭素が残ったとしても自然に抜けていくため、体にも安心ですが、特殊な機械を使用するため、高コストなのがネック。

    このように、カフェインを取り除く方法にも色々あり、今後ますます技術の発展が見込まれる分野ですが、現時点ではカフェインを100%取り除くのは難しい様子。90%以上カフェインがカットされていれば、「カフェインレス」として販売できることになっています。

    絶対にカフェインをとりたくない時は、ハーブティーや、チコリコーヒー、たんぽぽコーヒーなどの代替品を選びましょう。

    最近では、カフェインを元からほとんど含まないコーヒーの新種を栽培する動きも。これにより、加工せずナチュラルな状態でもカフェイン含有量が少ないコーヒーが生まれています。まだまだ数は少なく、市場でもなかなか手に入らない希少なコーヒーですが、これからもっと人気が出てきそうですね。

    美味しさを諦めることなく、自分の生活スタイルに合ったコーヒーを自由に選んで楽しめる時代は、もうすぐそこまで来ています!

    参考文献